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給紙しないプリンタを直してみる

キャノンのインクジェットプリンタ、PIXUS MG7130。これまでノートラブルで使ってきましたが、ここ最近、給紙が行われずエラーになる現象が頻発。特に厚手用紙だとほぼ100%給紙せず・・

発売は2013年。今年で12年目なので何かしらの不具合が出てきても不思議ではなかったのですが、ついに、という感じです。買い換えもよぎりましたが、給紙以外は(今のところ)問題ないので勿体ないよなーということもあり直せるものかどうかまずは悪あがきをしてみることに。

PIXUS MG7130

容疑者はローラー

紙を吸い上げないのはローラー部(メカ部)に原因があるだろう、と安直な判断で早々に容疑は確定。ということで、容疑者が暴れないように押さえつけ、用紙のトレーを取り外して本体を裏返しにします。

するとローラーが見えます。2カ所あるとは思わなかった。ローラーはどちらも手で回るので機構部の問題ではなさそうです。

ということは・・・ローラーのゴム?ですかね、触った感じは弾力もあり問題なさそうですが。裏返しに取り付ければ使えちゃったりして。

まずは取り外してみましょう・・・

ローラーが4つ。見た目はキレイ

ゴムが犯人

つまんで横にずらそうとしたら、呆けなく切れてしまいました(笑) 見た目以上に劣化しているようです。ということでローラーが悪いのではなくゴムが原因でした。ローラーくん疑ってゴメンネ。

で、このゴムは入手できるんですかね・・・ホームセンターで似たようなサイズのものがあればよいけど、どうなんだろう。と思って、検索してみたら情報が2つ。

1つはメーカ修理。もう1つはゴムだけ販売している業者の存在。

ただ、前者はプリンタ自体が古いこともありメーカ対応は終了。とは言え、対応していたとしてもそれなりなお値段になることは火を見るよりも明らかなので、そもそも選択肢としてはないですね。

簡単に切れてしまった

ということで、メルカリでゴムだけ販売していた業者から入手。ラジアルタイプとノーマルタイプがあるようで、ラジアルのほうがグリップが効きそうな雰囲気でしたが、はがきの給紙には弱いとのことでノーマルをチョイス。

サードパーティー製

キャノン用とのことなのでサイズ感は問題なし。それにしてもこのようなニッチな製品(なのかどうかは分かりませんが)を扱っている業者さんがいるんですね。本業ではないとは思いますが知らない世界を1つ知ることができました。

左が新品、右が劣化品

そして給紙復活!

そして、4カ所交換をして復活です!コピー用紙、厚手用紙共に快適に吸い上げ、印刷も問題なし!

¥500代で修理完了です!まだしばらく働いてもらいましょう!

おまけ

裏返したときに、見える電源ユニット。表面には「交流适配器」と記されていて、いわゆるにACアダプタということですね。

で、これにはツメがあってすぐに取り外せそうな雰囲気です。

ちょっと悪いクセが出てしまいまして、取り外してみました。

取り外してみただけでこれ以上何でもないのですが、例えば、万一電源が入らないなどの不具合の場合は、安い同型機を入手してユニット交換をすれば復活する、ということになります。

型が古いのでどうでもよいような値段で出品されているので、安価に対応ができそうです。

また調べてはいないのですが、この手の部品は共通化されていると思うので、同じような年代のプリンタであれば互換がありそうです。

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